理 事 長 挨 拶
2017年6月24日の日本臨床環境医学会総会で新理事長に木村先生が選出されました。



 鈴木達夫理事長の後任として、このほど日本臨床環境医学会の理事長を務めさせていただくことになりました木村です。初代理事長の石川哲先生が現厚生労働省におけるシックハウス症候群の研究班を率いておられる頃から班員に加えていただいており、同じ環境にいて発症する人、しない人がいるところから発症の有無は遺伝子型の影響あるのではないか?という考え方から、「環境」とは対置する「遺伝子」の観点で研究を行ってきています。
 シックハウス症候群(2002年)に続いて化学物質過敏症(2009年)もカルテ収載が認められましたが、これらは建築学、化学、医学の研究者が集う本学会が原動力となり、地道な研究努力の結果達成できているものです。最近では院内感染の問題、都市計画の問題、電磁過敏症の問題等々様々な社会的要請に基づく研究も進んできております。
 4半世紀続いてきている本学会も過渡期にありますが、遺伝子から個体まで種々の「環境」に対応して上記以外にも物理学、放射線学、看護学、保険衛生学等々の研究者が加わって、ますますこの学会が活気を帯びてくることを期待しております。
 今後とも日本臨床環境医学会に対して、皆様のご支援、ご指導、ご鞭撻をいただけますよう心からお願い申しあげます。

2017年6月